フロントだけが外資じゃない その2
 昨日の続きです。

 フロント業務のほかにはまず①ミドル業務 ②バック業務と呼ばれるものがあります。
それぞれ会社によって 役割は若干異なってきますが、①ミドル業務はフロント業務のサポートから、マーケットやクレジットリスクの管理、日々の損益を管理する業務等約定以外のほとんどの業務を行っており、役割毎に部署が分かれます。また②バック業務とは約定を決済する仕事です。

 そして外資系では日系と比べて人数が非常に多いのが③IT(インフォメーションテクノロジー)部です。いくら約定してもシステムがないことには始まりません。金融機関(拠点)によっては従業員の3分の1から4分の1がITで占められているようなところもあり、フロントとともに非常にコアな役割の部署です。

 その他会社全体の機能として、④財務部・経理部・税務部、⑤法務部、⑥コンプライアンス部が、そして⑦人事部 ⑧総務部等が存在します。
 ④は公認会計士、税理士の人が多く、
 ⑤には日本の弁護士資格持った人ももちろん、海外の弁護士も多くいます。
 ⑥は今一番重要な部署で専門家が非常に少ないことから、給料が非常に高く、フロントやバックなど他部署から転部する人が多いです。
 ⑦は日系、特に銀行とは全く役割が異なり、雇用や解雇、給料やボーナス、異動等を決定する権限は持ってません。それらは各部署のManagerに与えられているからです。従って「管理」というような側面が強いです。
 
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 これらの部署は フロントと比べて華々しくはありませんが、非常に重要で高度な経験・知識が要求さえることから給料は日系の都市銀行、大手証券会社と比べて高めです。特にミドル・IT・コンプライアンスは、億単位の人は当然いませんが、シニアレベルのスタッフで1千万から2・3千万、Managerクラスになれば2千から4・5千万ぐらいも少なくありません。

 フロントと異なり結果が数字で出ない反面、評価の仕方は難しいのですが、首をきられる確立は少ないですし、長い人では十数年その業務をやっている人もいますので、生涯賃金で見た場合は、税金なども考慮すると、フロントより稼いでる人も多いと考えれられます。 
by kumasan_life | 2005-01-07 22:40 | 外資系金融 (14)
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