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マルタからシチリア島へ
 今回マルタ共和国へ行った理由の一つとしてイタリアのシチリア島への日帰りツアーというのがあります。以前からシチリア島には興味があり、何度か旅行に行こうと計画を練ったのですが、都合が合わず諦めてしまいました。そんな時、マルタからシチリア島へ気軽に行くことが出来ることを知り、今回の旅行のメインイベントとして組み込むことに。マルタとシチリア島は高速船で1時間半の距離しかなく、しかも現地で気軽にツアーを申し込むことが出来ます。ただツアー催行日が決まっているので、予め調べておいておいたほうが得策です(私たちのときは日曜日はツアーがありませんでした)

 ということでホテルの近くにあるAgentで前日に申し込むことに。値段はホテルへの送迎込みで39ML(12,000円ぐらい)。ちょっと高いと感じるかもしれませんが、出発時間が朝のなんと5時半。そしてホテルへの到着が夜中の12時半という丸一日がかり。往復のフェリーとシチリア島での観光がついているので、お得感はあります。
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ミニバスが各ホテルから参加者をフェリーの出る港まで送迎するのですが、朝の5時半ホテル出発という強烈なツアーにもかかわらず、参加者は皆きちんと時間通りに集合。時間にルーズなはずの外国人ですが、自分の利益に絡むときは絶対死守するんですよね。なんとも不思議です(笑)。
 

 港は花火大会が行われたGrand Harbour Valletta。そこで乗船の手続き並びにシチリア島はイタリアなので出国の手続きを済ませ、高速船に乗り込みます。(ということでパスポートを忘れずに)。
 
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 出発は朝の7時。8時半にはシチリア島に着くスケジュールです。この日は非常に天気が良く、空は快晴。バレッタの街を後に高速船は、スピードを上げ、一路シチリア島へと向かいます。
 
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 が、ここからが悪夢の始まりでした・・・・(汗)。天気が良いものの波が高く、船がかなり揺れています。乗務員はそれを初めから察知しており、いろいろな準備をしつつ、気分が悪い人が居ないかどうか船内をくまなく見回り始めました。私達は今まで船に酔ったことはなかったのですが、この日はさすがにキツイ。周りを見渡すと、3分の1ぐらいの人が酔っているよう。私たちも最初の30分は大丈夫でしたが、その後の1時間は「うーやばい」を繰り返し、なんとか酔わないように目をつぶって必死で耐えてました(涙)。おかげさまで2人とも吐きはしませんでしたが、かなりぐったり。周りの人も同じような感じでした。
 
 フラフラになりながらイタリアへの入国手続きを済ませ、早速バスへ。バスはツアー(2つのコースがある)毎、そして何故か人種毎に分かれており、私達のバスはマルタ人、チェコ人、アイスランド人等でした。ガイドはイタリア人で説明は全て英語で行われます。最初の到着地は港のあるPozzallo。この近くの提携しているCafeで朝食を兼ねたトイレ休憩です。私達のバスは小さいバスだったせいか何故かトイレなし。ということでこの休憩は重要です(笑)。30分ぐらい休憩時間があるので目の前に広がる海岸へ。ここはビーチリゾートして夏は非常に人気があるらしく、目の前には地中海の真っ青な海と白い砂浜が広がっています。
  
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 この時点でも二人ともまだ体調はいまいちだったのですが、この海のお陰で幾分楽になりました。
 
 そこからバスは3時間程掛け、シチリア第2の街であるCananiaを通り抜け、一路最初の目的地Taormina(タオルミーナ)へ向かいます。道路の周りにはシチリア名物、ブラッドオレンジ(別名マフィアオレンジ(血の色なので・・・・(恐))の畑が広がり、シチリアの風情を醸し出しています。
 
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 ということで次へ続きます(笑)。
by kumasan_life | 2006-05-25 23:16 | イタリア・マルタ(11)
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