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マルタからシチリア島へ エトナ火山
 前回の続きです。
 
 ということで駆け足でタオルミーナの街を探索した後、バスは、このツアーの最終目的地であるエトナ火山へと向かいます。エトナ火山は標高3,323m。ヨーロッパ最大の活火山で、2002年にも非常に大きな噴火があったというほど活発です。山の形状が富士山にも似ているため遠くから眺めるとその美しい形に魅了されてしまいます。詳しくはこのサイトをご覧ください。

 バスは標高1923mの地点まで向かい、そこで1時間ほどの自由時間となります。そこからロープウェーで標高2,920mまで行くことが出来るのですが、物凄く高い(確か20数ユーロ?)値段に加え、とにかく寒かった(街中と比べて10度くらい温度が下がります)ため、ツアーの人はほとんど利用しなかったようです。
 
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ということで私達は近くにある「シルヴェストリの穴」と呼ばれる場所へ。ここはアイスランドで訪れた火口湖に似ていて、すり鉢上の窪みになっています。
 
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 日本にも同じような光景が見られるし、またアイスランドでも火山を見たということもあり、私達はほとんど興味が沸かなかったのですが、知り合いになったチェコ人も含め、一緒に同行していたツアーの参加者は火山を見るということが初めてという人が多いらしく、結構興奮していました(笑)。
  
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 とにかく寒かったのでロープウェーを使って頂上付近まで行きたいと考えている人は何か羽織るものを持っていったほうが得策ですね。
  
 特段何もやることがない私達は近くにあるCafeでお茶をすることに。そこでシチリアに来たら絶対食べたいと思っていたライスコロッケ「アランチーニ」を発見。タオルミーナをはじめシチリアでは何処にでも売っているのかと思ったら、何処にも売っていなく半ば諦めかけていたので、ラッキーでした。
 
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 ただ味は・・・・。日本で食べた方が美味しいですね(涙)

 そしてバスは一路元来た港へと向かいます。走り続けること3時間、ようやくバスはPozzalloへ到着。入国審査などを済ませ、21時30分発のマルタ行きの船へ乗船となります。ちなみに港には売店などがないため、お土産などを買いたい人はタオルミーナかエトナ火山で買ってください。到着は23時(到着後一早く船から下りるため1階の座席に座りましょう)。そこから行きに乗ったミニバスがホテルまで送り届けてくれて、ホテル到着は夜の12時過ぎという拘束時間12時間以上の過酷なツアーがようやく終わりとなりました。ふっ疲れた・・・。
 帰りの船はほとんど揺れなかったため、問題ありませんでしたが、行きは久々に苦しい思いをしました。ただその辛さに見合うだけの見所、食べ物、そして非常に短かったですが、シチリアを堪能できたことは良かったです(嬉)。シチリアはいつかまたゆっくりと訪れてみたいですね。

 以上でマルタ・シチリアの旅行記はおしまいです。マルタは淡路島の半分しかないということもあり、やることは直ぐに終わってしまうのかな?と当初は思っていたのですが、意外に見所が多く、結局ほとんど回りきれませんでした。航空券を再購入したりと散々な思いをしましたが、その見返りは十分にあったなと思いましたね。いつの日かまた来てみたいところです。
 
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 ちなみにマルタは元英国領ということもあり英語を習うための語学学校が結構あり留学する人が多いらしいです。只アクセントがやはりマルタ語訛りになり、いわゆるブリティッシュイングリッシュとは異なるので、個人的には英語を勉強するのであれば、やはりイギリスの方がいいなとは思いました。しかしながら天候・食事等の生活を比べてしまうと、マルタもありうるな・・という感じですね。

 次はベルギーはイープルの猫祭りについてです。
by kumasan_life | 2006-06-01 22:27 | イタリア・マルタ(11)
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