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スペイン アンダルシア地方への旅
  以前からずっと訪ねてみたかったのがイベリア半島の南に位置するアンダルシア地方。ここにはイスラム教徒が8世紀半ばにアンダルシア地方に侵攻し、13世紀にキリスト教徒により奪還されるまで、イスラム文化が繁栄した地方です。最も有名なアルハンブラ宮殿を初めとして、コルドバのメスキータ等の一生に一度は見ておきたい場所がたくさんあります。
   
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コルドバのメスキータ内部

 アンダルシア地方を巡るには最低1週間ぐらい必要だと思っていた私は、仕事が忙しく長期の休みが当分取れないこともあり、ロンドン滞在中に行くことは諦めていたのですが、アンダルシアに行った人等に聞いてみると「2・3日でも無理すればいけないこともないですよ」との言葉。
 ということで週末に1日休みを足し7月の終わりに以下のスケジュールで強引に行ってみることにしました。

 1日目(金) 朝6時10分発Ryanair London Stansted 9時55分 Spain Sevilla到着
         12時にホテルにチェックインし、市内観光
 2日目(土) スペインの新幹線AVEに乗り(11時発)に11時42分コルドバへ到着
         12時にホテルにチェックインし、メスキータを中心に市内観光
 3日目(日) 朝9時発バスにて2時間半掛けてグラナダへ向かう。
         アルハンブラ宮殿を中心に市内観光。
         22時15分Granda発London Stansted(23時55分着)の飛行機で帰国

 というかなり強烈なスケジュールでした(笑)。
 
 朝の3時に起床。3時半に自宅を出発。スタンステッド空港へは自宅から車で1時間ちょっと。通常はBCP Car Parkingといった格安の駐車場を使うのですが、今回は駐車場から空港までの送迎バスを待たされたりする時間がもったいないので、空港に隣接している空港の駐車場を使うことにしました。値段は意外に安くて丸3日間で33ポンド。送迎バスも10分に1本走っており安心です。インターネットで予約すれば駐車ゲートでは購入時に使用したクレジットカードをゲートに差し込むだけで手続きが完了なのでかなり便利でした。
 
 ということでチェックインロビーに到着したのは朝の5時前。しかし空港は格安航空の乗客でごったがえしています。うーん日常生活では時間に対する概念を疑いますが、ほんとこういったところには時間通りに来る人たち。改めて感心してしまいます(笑)。20分ぐらい並びチェックインを済ませ、朝食もそこそこに飛行機は乗り込みます。そして出発時刻通りにロンドンを離陸。2時間40分後、スペインはセビリアに到着しました。
 
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 うーん朝の10時なのに30度近くあり、しかも快晴。日差しもかなり強いのですが、湿度がないので日陰にいれば比較的快適です。アンダルシアを体感しながら街の中心へと空港からのバスで向かいました。

 次はセビリアのホテル「Petit Palace Marques Santa Ana」についてです。 
 
 
# by kumasan_life | 2006-08-19 13:35 | スペイン・ポルトガル (11)
イギリス 湖水地方 その2
 その1からの続きです。
 
 2日目は行事が盛りだくさん。といっても船に乗って、前日に乗れなかったSLに乗って、またミニSLに乗るという乗り物尽くしのプランです(笑)
 
 前日に船に乗ったボウネス(Bowness)まで車で行き(朝の時点であればコイン式の駐車場が空いているので、で3・4時間といったスパンで駐車券を購入することができます)、10時発のイエロークルーズに乗ります。10時40分にLake Sideという場所に着き、そこから11時15分初のSLに乗り、Haverthwaiteで折り返し、また12時8分にLake Sideに到着。そこから元来たボウネスへ向かうべく、12時30初の船に乗り、1時10分に到着。
 そこからミニSLが走っている西湖水地方まで車で向かい2時50分初の汽車に乗り、折り返して4時半過ぎに元の地点に戻り、そこから500キロ離れたロンドンの自宅まで戻るといった具合です。
  
 早速船と汽車がセットなった券(一人16ポンド)を購入。この日も前日以上の青空が広がっています。
 
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 この2年半のイギリス生活を振り返っても、こんな快晴、ほとんど記憶にありまん。 
 
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 湖にはたくさんのヨットが停泊しているのですが、海と違って湖の中でしか移動できないのにも関わらず(まあ当然車などで移動すれば別ですが・・・)ヨットを持つってかなりの贅沢ですよね。羨ましい限りです。
 
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 船は40分でLake Sideという場所へ到着。そこからSLに乗ります。イギリスには鉄道マニアならずとも嬉しくなる様な「保存鉄道」と呼ばれるSLを愛する地元の有志たちなどによって運営されているSL列車が至る所にたくさん走っており、週末等は多くのイベント等で賑わいます。以前にも機関車トーマスのイベントやその他こういった保存鉄道に乗りに出かけましたが、今回はかなり久しぶり。久々のもくもくした煙になんだか興奮してしまいました(笑)
 
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 というこでKumasanも初めてのSLに興奮していたようです(笑)
 
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 窓から見える光景はウィンダミア湖とはちょっと異なり、こちらもいい雰囲気です。
 
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 そしてBownessから次の目的地のRavenglass(レイベングラス)へ息つく暇もなく車で向かいます。距離は70キロ弱なのですが、イギリスでは非常に珍しい山道を通ります。私の車はもちろんオートマですが(笑)、マニュアル気分を味わえる機能がついており、勾配の険しい山道をギアを切り替えながら走るのはとっても楽しかったです。只マニュアルだったら坂道発進で死んでいたと思いますが・・・(冷汗)
 ということで結構たらたらと走っている車が多く、予定時間の1時間よりも若干オーバーしてなんとか2時50分初の列車の出発5分前に「The Ravenglass and Eskdale Railway」が運営するRavenglassの駅に到着しました。汽車は既にほぼ満席。只運よく最後の2席を獲得できました。ちなみに予約は要りません。
  
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 初めて見るミニSL。本物と全く同じ作りでサイズだけ小さくしているのでその迫力はかなりのものです。
 
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 連結している車両もかなり長さ。乗客数も100人以上いたと思いますが、SLはものともせずにその小さな車体で私たちをぐいぐいと引っ張っていきます。 
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 しかもその速度は結構なもの。スロベニアでのポストイナ鍾乳洞を髣髴させるような速さに、これまた2人して大興奮でした(笑)
 
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あっKumasanもいたので3人で大興奮でした(笑)

 途中5つの駅に到着。1つの駅では対向車とすれ違います。なぜかお互い手を振りまくっていました(笑)
 
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 汽車は40分程でEskdale(エスクデール)の駅に到着。駅の周りには何もないですが、駅の中にCafeがあるので降りて大自然を堪能することもできますし、そのまま乗って折り返し帰ることもできます。私達は時間がなかったので乗ったまま折り返しました。
 
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 駅に戻ったのは4時半。ランチも何も食べていなかったので、駅から直ぐ近くの海岸沿いのパブで軽い食事。目の前に広がるアイリッシュ海はとっても綺麗でした。
 
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 食事を済ませた私達は、元来た山道を1時間掛けてBowness方面に戻り、そこから5時間弱でロンドンへ到着。2日間往復1000キロというかなりハードなスケジュールでしたが、初めての湖水地方、それになりに堪能できたと思います。
  
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 只贅沢な悩みを言わせていただくならば、スロヴェニアのブレッド湖に行った後だったので、湖自体に対して、そこまで感動は味わえなかったのが、ちょっとだけ残念でした。ということで個人的には湖水地方もいいですが、やはり「ブレッド湖が最高だ」と痛感した旅になりましたね(笑)
 
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湖水地方を振り返るKumasan。ブレッド湖と比べているようです

 次はスペインはアンダルシアの旅となります。
# by kumasan_life | 2006-08-17 23:17 | ロンドン生活 (42)
イギリス湖水地方 その1
 前回の続きです。

 ホテルのチェックインを済ませ、早速湖水地方の一番のアトラクションである遊覧船に乗るべく、ウィンダミア湖のWindermere(ウィンダミア)へ向かいました。周辺に駐車場はあるものの、全て満杯。道路沿いの駐車スペースは2時間しか止められないのですが、皆構わず停めているようなので、船着場からかなり離れた場所になんとか車を止め、早速船に乗り込むことにしました。
 
 遊覧船は3つのコースに分かれており、私としては遊覧船とSL機関車がセットになったクルーズに乗りたかったのですが、時間的にこれに乗るともと来た場所まで戻れないため、とりあえず、レッドコースに乗り、ホテル近くの街、Amblesideに向かうことにしました。料金は往復で7・3ポンド(約1,500円)です。
 
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 到着地までは30分のクルーズ。イギリスでは滅多にお目にかかれないほどの快晴に恵まれてとても気持ちのいいクルーズとなりました(嬉)
 
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 ほとんど何も計画しないで湖水地方に来てしまったため(笑)、どこに行っていいのか分からずとりあえず腹ごしらえ。船着場の近くにある「The waterhead hotel」で軽いランチを取ることにしました。当初はこのホテルを取りたかったのですが、人気のあるホテルらしく、当たり前ながら既に満室。私の好きなモダンなデザインのホテルで、細部まで非常に凝ったつくりをしていました。
 
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 既に夕方4時近かったため、ランチは終了。ということでスープやサンドイッチなどを食べたのですが、これがかなりおいしい。値段もホテルの割にはお得で、夜もメニューが充実しており、お勧めです。次回行くことがあれば是非とも泊まってホテルです。
  
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 ゆったりとした時間をこのホテルのレストランで過ごし、再度船に乗り込み、元のウィンダミアに戻りピーターラビットの生まれ故郷であるNear Sawrey(ニア・ソーリー)に車で向かいました。ニアソーリーは湖を隔てた向こう側にあり、湖を周っても行くことができるのですが、一番の近道はこの船。
 
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 船(フェリー)の上は橋のような仕組みになっており、2ポンド(3ポンド?ちょっと忘れました)の料金を払い簡単に乗ることができます。所要時間は1・2分程度と短いものの、なんだか得した気分でした(笑)。
 
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 そしてニア・ソーリーの街へ到着。只到着したのが5時過ぎということもあり、Hill Topにある家は残念ながら閉まっていました(涙)。
 
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ということで毎度おなじみ記念撮影。後ろに羊が見えます

 その他ピーターラビット関係の建物は全て終了。ということで観光は早々に諦め、ホテルにいったん戻った後、夕食を食べにWindermereのハイストリートにあたりに行ってみることに。そして見つけたのがこの「Francine's Coffee House & Restaurant」。夜の10時過ぎだったのですが、このレストランだけ満席。運よく最後の2席を確保でき、早速隣の人が食べていた鴨料理を注文。これがとってもおいしい(嬉)。湖水地方まで来た甲斐があったという感じです。
 
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 そしてデザート。私は洋ナシとアイスクリームを注文。これもかなりの美味です。
 
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 この日はお腹があまり空いていなかったので、メインとデザートしか頼まなかったのですが、隣の人を見渡してみると、前菜もかなりおいしそうでした。値段も手頃で素材も新鮮。ということでここのレストランはかなりお勧めです。
 ホテルに着いたの夜中の12時近く。にもかかわらず、湖水地方はロンドンよりも北にあるせいなのか空はまだうっすらと明るい感じでした。
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 白夜とは程遠いですが、なんかだ不思議な感覚でしたね。そしてKumasanも・・・・
  
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 ということで、初日は観光というより、食べてばっかりでしたが(笑)、いい天気と綺麗な景色に恵まれとても快適な日となりました。2日目(その2)へと続きます。
# by kumasan_life | 2006-08-15 22:41 | ロンドン生活 (42)
Low Wood Hotel in Lake District
 約1ヶ月前の話になりますが、天気が非常に良かった週末に突如思い立ちイギリスは湖水地方へ行ってきました。
 
 湖水地方へはロンドンから片道450キロ弱。車で5・6時間の距離にあります。湖水地方に限らずイギリスではなかなかいい天気に恵まれないのですが、7月15日あたりの週末は全国的にものすごくいい天気に恵まれていたため、今まで一度も行ったことのなかった湖水地方に行くことに。只人間皆考えることは同じ。どこを探しても空いているホテルを見つけられません。そこで、AmexのPlatinum Travel Deskに電話することに。ここは当日や直前の旅の予約も手配してくれる強い見方です。が、Web上でどこを探してもないぐらいですから、いくらAgentでも空いてる部屋を見つけられず結局断念。その代わりこのRoomcheck.co.ukなるB&Bも予約できるというサイトを教えてもらい、B&Bを中心に探すことにしました。ちなみにこのサイト(Kosuichihou.com)もホテルを比較する上で非常に役立ちました。
 
 只空いているB&Bはどれもいまいち。そこでたまたま見つけたのが、ガイドブックにも載っているLow Wood Hotelという由緒正しい4つ星ホテル。しかしながら現在予約可能なここの宿泊条件というのが2泊連泊か、3人泊まれるファミリールーム。2人と3人の場合で、値段が20ポンドぐらい違ったのですが、「このチャンスを逃してはこんないい天気の湖水地方は行けない」ということで3人分(合計4万円!)も払い結局泊まることにしました。只Web上で予約はしたものの、Confirmationは24時間に以内に届くということで、結局それを待たずにとりあえず出発。電話して確認してもいいのですが、そこで断られるのも嫌なので、直接押しかけてホテルで最終確認することにしました(笑)。

 ということで予約できているかどうか分からぬまま、朝の8時ぐらいに車で家を出て、走ること5時間。ようやく湖水地方に到着。この日は雲がほとんどない快晴。こんなにいい天気は本当に珍しいですね。
 
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白い建物がLow Wood Hotelです

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 来る途中ホテルやB&B、どのホテルも「空き室なし」の看板が(汗)。これで予約できていなかったらどうしようと思いつつ、ホテルの受付へ。そしてあたかも予約が完了しているかのように書類を差し出すと、見事に予約できていました。うーんラッキー。ホテルの部屋は2つの棟からなっており、私たちが割り当てられたのが、道路(湖)に面した本館にあるファミリールーム。期待を胸に早速部屋に入ると・・・Webの写真とは随分と異なるかなり古い感じの部屋でした(涙)。
 
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  手前の黄色いのは子供用のベッドですが、うーん小さい。
 只バスルームにはジャグジー機能が付いており、比較的良かったです。
 
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 イギリスのホテルらしく、部屋には冷房は付いていなく、蒸し暑かったのですが、夜になれば涼しくなるので、まあ必要ないですね。その代わりにTea Potと氷の製氷機が近くにありました。

 




 ホテル自体は非常に趣のあるホテルらしく、当日は結婚式が行われていたりと地元の人たちには評判のホテルっぽかったです。また朝食はいわゆるEnglish Breakfast。といってもビュッフェ形式の普通のホテルの朝食とさほど変わりませんでした。味はまあまあですね。
 
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 といういことで2万円ぐらいだったら納得いく価格なのですが、まあ時期が時期だけに倍の価格というのもしょうがないのかな?という感じの部屋でした。また併設しているパブでは夜も遅くまで結婚式や観光客で賑わっていました。
 
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 ちなみにインターネットは無線LANが完備されており、1日確か15ポンドほど。受付でKeyを購入する仕組みです。また現在レストランやエントランスなどが改装されており、9月にはかなりモダンなホテルに生まれ変わるようです。

 ということで個人的な感想としては、イギリスのホテルらしくそれはそれでよかったのですが、値段と部屋の規模、サービスが見合わない感じがしましたね。
# by kumasan_life | 2006-08-07 22:19 | ホテル (35)
ポストイナ鍾乳洞 (Postojna Cave)
 スロベニア滞在最終日は朝からポストイナ鍾乳洞へ行くことにしました。ここはヨーロッパでは最大、世界でも3位の巨大さを誇る鍾乳洞。ただ日本にも沖縄の玉泉洞をはじめいくつかの鍾乳洞に行ったことがあるので、あまり興味がなく当初は行くつもりがありませんでした。
 只Webでいろいろ調べてみるとここには他の鍾乳洞にはあまりないものが存在しているのでそれを目当てに急遽行くことに。

 私達は夕方のフライトで帰るため、時間はあまりありません。ということで朝の7時30までにホテルをチェックアウトし、ホテルの無料送迎のミニバスでバスターミナルまで行き、そこで朝8時出発のバス(リュブリャーナからのバスの時刻表はここです)に乗りました。そこから1時間掛けPostojna(ポストイナ)のバスターミナルへ到着。
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バスの窓からは綺麗な風景が広がります

そして歩くこと15分ほどでPostonja Cave(ポストイナ鍾乳)洞入り口へとたどり着きます。
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 鍾乳洞は全てツアーとなっており、夏の間は9時から毎時毎の出発。1時間半掛けて鍾乳洞内を探索します。私達は10時からのツアーに参加、英語をはじめドイツ語・フランス語等でツアーが行われます。ツアー開始10分ほど前になると扉が開き、そこから私が一番楽しみにしていた、ここの名物「トロッコ列車」に乗り、地底にある鍾乳洞を目指します。
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 このトロッコ列車は全長はなんと2キロもあり、しかもかなりのスピードで天井や壁すれすれを走るので、スリル満点との評判です。列車のシール(写真左)には「立つと天井にぶつかります」の注意書きが。うーん楽しみです。トロッコは10時に出発。その体感スピードは予想以上。イメージとしては浅草花やしきのジェットコースターにディズニーランドのホーンテッドマンションを足し合わせたような感じでしょうか??
 
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 途中は複線にもなっており、対向する列車にすれ違ったりとかなり本格的な列車です。列車マニアならずともこの列車に乗るのは興味深いと思います。
 
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 ということで10分ほどで列車は鍾乳洞入り口へと到着。ここから約1時間ほど歩いてのツアーとなります。洞窟内は写真撮影禁止ですが、皆お構いなしに撮っています(笑)。只本当に撮影禁止の場所に近づくとツアーガイドが「ここからは絶対写真を撮らないください」と言いますので、それまではOKそうです。
 
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 そしてこの鍾乳洞の名物、目がない手足が生えた不思議な魚「Proteus Anguinus」を見ることができます(写真の上の方)フラッシュをたかなければ撮影可能ですが、其の魚を照らす照明の方がかなり魚にとっては厳しそう。
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 ガイドによると、1時間に1回、こうして観光客のために5分ほど明かりを照らし、2ヶ月したら元の場所に戻すそうなのですが、うーん普段真っ暗なところにいる動物が1日数十分光を浴びたら2ヶ月持たずに死んでしまう気がしまいますが、うーん実際のところどうなんでしょうか?
 
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やっぱりここでも記念撮影

 そしてトロッコ乗り場から10分ほど掛けて地上へと戻ります。
 
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 鍾乳洞はそれはそれで日本のものと比べて迫力があって大きく、楽しいのですが、やはりなんといってもトロッコ列車ですね。これに乗れただけでもここに来た甲斐があったというものです(笑)。ちなみに洞窟はとっても寒いので長袖のジャケット等を一枚持っていった方がいいです。ない場合でも入り口で3ユーロ払うとコートを貸してくれるのでそれでも十分です。

 帰りはバスで帰ろうと思ったのですが、せっかくなので電車で帰ることに。駐車場のお兄さんに行き先を聞いて、歩くこと約30分。非常に分かりにくいところにあるのですが、ざっと説明すると、バスが通ってきた大通りに鍾乳洞からの道を突き当たったら向かって左(バス停は右)に向かい、坂を上っていきます。10分ぐらいすると右上に上がっていく道が有るのでそこをひたすら登っていきます。(ホテルや道路の看板があるのでなんとなくは分かります)
 
 列車は約1時間に1本。何もない寂しい駅ですが、実はこの駅。1919年にロンドンからイスタンブールへと向かうオリエント急行が停まった駅として歴史名高い駅なのです。ということでかなり歴史のある駅を想像していたのですが、何もない、いたって殺風景な駅でした。 
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 列車は12時21分発のハンガリーはブタペストまで向かう国際列車。ここから約1時間で元来たリュブリャーナ駅(バスターミナルはその目の前)に到着します。
 
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この駅も殺風景何ですよね

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 ということ2泊3日のスロベニアの旅はこれで終わりです。初日のリュブリャーナの旧市街観光、2日目のブレッド湖そしてこの日のポストイナ鍾乳洞、3日あれば十分回れる日程でした。人も優しく、自然が素晴らしいこの国、自然に触れたせいなのか予想以上にリラックスでき充実した3日間を過ごすことができました。飛行機、ホテル、食事などの値段も安いことからロンドンからの週末の旅行にはお勧めの場所です。またいつの日か訪れてみたいですね。

 次はイギリスは湖水地方の旅についてです。 
# by kumasan_life | 2006-08-06 23:06 | 中欧 (27)