レイキャビクの街並み その2 Aalto 等
 前回の続きです。

 私は建築には詳しくないものの、いろいろな建築物を見て回るのが好きなので、今回はヨーロッパ旅の必携の本である「ヨーロッパ建築案内 3」に掲載されている建物を中心に街を探索してみました。
 
 以前にも書きましたが、アイスランドのガイドブックというのは旅名人ブックスのものしかないため、ここに取り上げられていない場所を訪問するのは、イギリスで発売されているガイドブック(Lonly Planet Iceland)等に頼るか、現地の観光客向けの、パンフレット等しかかのですが、この建築案内にはアイスランド(レイキャビク)の建物がかなり詳細に紹介されているので、興味がある人にはお勧めです。

 まずは街の中心部にある市庁舎。
e0076932_77412.jpg

 チョルニン湖半に建てられた市庁舎は以前訪れたスウェーデンの市庁舎と比べて、当たり前ながらかなり小さいのですが、湖に浮かぶリゾート地のような雰囲気で綺麗な建物でした。
 
e0076932_7114038.jpg


 その近くには国会議事堂もあります。最初この建物を見たとき「美術館かな?」と思ったのですが、ガイドブックを後から見てみると国会議事堂と書いてあってびっくり。
e0076932_7164246.jpg

 ちなみにアイスランドは議会制民主主義が発足した一番最初の国、西暦930年!ということで、この議事堂もアイスランドの誇りだそうです。
 
 そして湖から歩くこと15分。アイスランド唯一のAaltoの作品である「Noridic House」があります。
e0076932_7202035.jpg

 この建物はノルディックの文化活動等の行う起点になっており、事務所の他、図書館や展示場、カフェなどが併設されています。
 
e0076932_7243382.jpg

 アアルト作品としては規模は小さいものの、ランプや家具等彼自身が設計したとあって、当たり前ですが、非常に洗練されています。特にこの図書館のランプは、ヘルシンキで訪れたCafe Aaltoよりも印象的でした。
 
e0076932_7273371.jpg

 またカフェでは、コーヒーのほかケーキ、軽食なども食べられます。
 
e0076932_7285837.jpg

 照明も図書館のものとは若干異なり、天井に明かりが反射して、とってもおしゃれ。椅子・机もこっそり盗んで帰りたかったです(笑)。特にカフェから市庁舎の湖の方まで一望できるので、眺めも抜群。値段も普通よりも安く、建築に興味がない人でも、ちょっとゆったりしたい人にはお勧めです。(まあ中心からかなり歩きますが・・・)
e0076932_7343330.jpg

 またこの建物の直ぐ隣にはアイスランド大学もあります。
 
e0076932_738717.jpg

 そして街の中心からは離れますが、ホテルと中心との間には20年も前からずーっと気になっていた建物「ホディフの家」に行きました。
 
e0076932_7405038.jpg

 この建物一見普通の家に見えますが、実は20世紀の歴史を塗り替えた建物なんです。というのも今から遡ること約20年前の1986年10月。この建物で世界の歴史を変えた「レーガンゴルバチョフ」の米ソ首脳会談が行われました。アイスランドはアメリカとソ連のちょうど中間にあるということから、ここレイキャビクが首脳会談の地に選ばれ、会談自体は失敗に終わったと言われていますが、これを契機とし米ソの付き合いが始まり、東西冷戦の流れが変わり、ベルリンの壁、ソ連の崩壊という道に進んでいく原点となった場所です。上記写真の手前には「1986年10月11日。ここレイキャビクにて歴史的な会談が行われました云々」という文字が、英語、ロシア語、アイスランド語で刻まれています。
 
e0076932_757029.jpg

 
ライトアップされて夜も綺麗です

 もっと荘厳な建物をイメージしていたのですが、建物自体も小さく、古いばかりか、周りには何もなく、こんな辺鄙なところで歴史を変える首脳会談が行われたとはとっても意外な感じがしました。
 
e0076932_8037100.jpg

「この会談がなければ東欧諸国へは旅が出来なかったんだろうなぁ・・・」と過去の旅と歴史の重みをひしひしと痛感するKumasan

 また市内の建物は遠めで見るとカラフルで綺麗ですが、結構古い建物も多かったですね。
  
e0076932_834352.jpg

 ノルウェーやスウェーデンとも異なる独特のデザインの家。窓が変わっているんでしょうか?
  
e0076932_832764.jpg

 
 ということで小さい街なので大体の観光名所は1日(半日?)もあれば周り切れてしまいます。綺麗な街並みだけでなく、歴史を刻む建物などは小国ながらその存在感を十分発揮しているアイスランドらしいものが多かったですね。

 次はゴールデンサークルツアーについてです。
by kumasan_life | 2006-03-10 22:54 | 北欧 (18)
<< ゴールデン・サークル ツアー ... レイキャビクの街並み その1 >>