モンテネグロ共和国へドライブ
 モンテネグロ共和国と聞いても、何処に位置しているのか?どんな国なのか直ぐに思い浮かばないと思います。正式名はセルビア・モンテネグロでセルビアという国とモンテネグロという2つの旧ユーゴスラビアの国からなる緩やかな連合国家で2003年にユーゴスラビア連邦共和国から名称を変更しました。
 セルビア共和国側は未だに多くの問題を抱えているコソボがあるため治安はあまりよくないのですが、モンテネグロ共和国側はクロアチアと同様、アドリア海に面し、数多くのリゾート地を抱え治安も良く、簡単に行くことが出来ます。ちなみに大きさは福島県ぐらいと非常に小さな国です。ドブロブニクからは国境までは車で40分から1時間ぐらいの近さです。距離にして40キロぐらいです。
 
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赤い線で囲まれた地域が旧ユーゴ。アドリア海に面した国がクロアチアとモンテネグロです

 前述したように本来であれば、モンテネグロまでのツアーがたくさん出ているのですが、この時期は曜日が限られていたため、私達の滞在中の日程と合わず、泣く泣くマニュアルカーをレンタルしたのは以前に書きました(涙)。道は非常に簡単なのですが、私は念のためロンドンの大きな書店で地図(Croatia Dalmatian Coast 5ポンド)を買って、ドライブに臨むことに。ドライブ自体は本来であれば非常に快適で、アドリア海のとっても眺めのいい道をのんびりと景色を見ながら運転できるのですが、私の場合はそれどころではく、ドブロヴニクの街を抜けるだけで、坂道で2回もエンスト、そして坂道発進という超テンパリ状態だったので、最初はドライブ自体を楽しめるものではなく、汗をだらだらと流しながらなんとか運転してました・・・(涙)。
 
 ドブロヴニクからのろのろと走ること1時間。ようやく国境にたどり着きました。ここでパスポートとレンタカー会社からオプション料金を払って予め作ってもらった書類をそのまま係員に差し出します。この書類がないと国境越えが出来ませんので、レンタカーを申し込む際には必ず申し込んでください。そして車から降りることもなく無事に通過。そのまま走ること数分。今度はモンテネグロの入国手続きの場所にたどり着きます。ここでもパスポートと書類を出して終わりです。ちなみに鳥インフルエンザのためなのか、タイヤの消毒が必要でその料金(1ユーロぐらい)を徴収されました。
 
 国境を越えると景色はガラッと変わります。というか変わったような気がしました。クロアチアに比べモンテネグロは貧しく、また観光産業も盛んでないため、どこか田舎染みた雰囲気。電柱・電線があり、家も平屋か2階建ての統一感がないものが多いため、どことなく雰囲気が日本に似ています。
 
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 まず最初に目指したのは国境から40キロ程の位置にあるKotor(コトル)という街。この一体は湾が海に囲まれたフィヨルド地帯となっており、とても綺麗。昨年訪れたノルウェーのフィヨルドツアーを思い出します。対岸へは橋がないため、フェリーを使えば直ぐに反対側に渡れるのですが、私達は湾に沿ってドライブすることにしました。
 
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 湾岸を運転していると、途中景色の良い車を止めることが出来る場所があったので、そこに止めてしばしの休憩。そこからみる湾内の景色は「あーマニュアルカーで死にそうな思いをしても来る価値があった・・」と思わせるようなクロアチアとはまた異なる自然の絶景でした。
 
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 対岸には小さいですが綺麗な街が見えます。そしてこの場所の名所がこれ。
  
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 一見するとなんの変哲もない景色なのですが、良く見ると真ん中に小島のようなものが見えます。なんとこれは教会。モンテネグロが恐らく一番詳しく載っているのガイドブック「Montenegro Tourist Guide - Naklada Ljevak (ISBN953-17-597-X)」によると、この教会「The church of Our Lady of Skrpjel」は人工的に作られた島に1630年に建てられたそうです。
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 教会へは船でしか行くことが出来ないため、中に入ることは出来ませんでしたが、400年近くたって居るものとは思えないほど綺麗な建物でした。また対岸には異なる教会も臨むことが出来ます。
 
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 この日は土曜日にも関わらず行きかう人はほとんど居らず、とっても静か。誰もいないフィヨルドを眺めることが出来るのは格別ですね。
 
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Kumasanも「良く無事故でここまで運転できたな・・・」と感慨深げに海を眺めています

 
 長くなったのでその2(Kotor)へと続きます。
by kumasan_life | 2006-05-04 23:42 | 中欧 (27)
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