アルハンブラ宮殿へは中心部から歩いていくこともできるのですが、ミニバスが便利です。1回1ユーロぐらいなので、とっても経済的です。
アルハンブラ宮殿は基本的には予約制。予約なしでも当日切符を買って入ることができるのですが、人気の時期には売切れてしまうことが多々あるということなので、ネットで予め予約しておくほうが賢明です。このサイトから予約してください。尚、有名なアラヤネスの中庭がある王宮内に入るには時間が指定されているので、その時間を逃した場合は入れないので要注意です。宮殿内は非常に大きいので早めに入って他の場所を満喫してから、もしくはレストランなどで過ごしてから王宮へ行くのがいいかもしれません。 まずはカルロス5世宮殿という16世紀に建てられたルネッサンス様式の宮殿へ。 円柱がぐるーっと取り囲んで光景は圧巻です。 そしていよいよ宮殿内へ。順路に沿って進んでいくとまず見えてくるのはメスアルの間。 壁や天井にはアラビア模様のタイル等が広がっており、その緻密さに圧倒されます。 そして一番楽しみにしていたアラヤネスの中庭へ。7つのアーチと両側に広がる緑の植え込み、アラヤネス(天人花)、そして水面に反射する建物。それぞれが絶妙に調和したこの光景はまさに「素晴らしい!」の一言です。 また反対側からも非常に美しいです。 只残念ながら、この時たくさんの写真を撮ったのですが、重たい荷物を背負っていたせいか、写真が微妙に曲がっていて、いいものがほとんど撮れませんでした・・・(涙)。 またその奥にあるライオンの間は無数のアーチに取り囲まれており、これまた素晴らしかったです。 王宮の外にも綺麗な光景は広がっていました。 またアルカサバ(城壁)からはグラナダの街が一望できお勧めです。 宮殿内には緑溢れる庭もたくさんあり、あまり暑くなければゆっくりと一日のんびり過ごしたい場所でしたね。 それ以外のお勧めの場所としては、パラドールと呼ばれるスペインの国民宿舎。中でも宮殿内にある「Parador De Granada」は予約を取るのが非常に難しいという大人気のホテルですが、Cafeやレストランを併設しているので、休憩するにはもってこいです。雰囲気も最高、サービスもいいので、是非立ち寄ってみてください。 ロビーはこんな感じです。 ということで重たい荷物を背負って疲れきった私達はホテルでお茶を飲みながら数時間過ごした後、中心部まで戻りバスで空港へ行くことに。夜10時過ぎの飛行機でGranada空港からRyanairで一路London Standsted空港へ。 到着は夜11時50分だったのですが、この日は出発が30分程遅れたため予定時刻は12時過ぎに。それはそれでかまわないのですが、この日に限って、Stansted空港は12時から空港整備のため、12時で閉鎖。それに間に合わない場合はLuton空港へ着陸しますとのアナウンスが・・・(涙)。車を空港に置いているので、その場合は一度Stanstedに戻る必要があるため家に到着するのは夜中の3時過ぎに、かなりきついです。 只遅れを取り戻すべくパイロットが全速力で飛ばしたおかげで12時丁度にStansted空港へ無事に到着。当初の予定通り1時半ごろには自宅へ着くことができました(嬉)。 2泊3日という超強行スケジュールでしたが、それに値するだけの素晴らしい旅ができました。アドバイスしていただいた人たちに感謝です。次回行くときはもっとゆっくりと巡りたいですね(笑) #
by kumasan_life
| 2006-12-17 21:29
| スペイン・ポルトガル (11)
相変わらず更新のペースが滞ってます(涙)・・・・。
気を取り直して前回の続きです。 スペイン・アンダルシア地方の2泊3日強行旅の最後を飾るのはアルハンブラ宮殿があるグラナダ。鉄道好きの私としては、コルドバからグラナダまでは当初列車で行こうと計画したものの、直通電車がなく、電車を乗り継ぎ半日ぐらいかかってしまいます。そこでお勧めなのがバス。コルドバの駅前にあるバスターミナルから、グラナダのバスターミナルまで約2時間半。本数も1・2時間おきに有るので、使いやすく、また値段も1人11・4ユーロ(1,700円)ととってもお得です。しかもこのMoveliaという会社のWebサイトから予約できるので非常に便利です。 Webからは座席指定もできるので安心です。私たちが選んだのが一番前の席。広大なアンダルシアの大地が目の前に広がります。 バスは途中でいくつもの小さな町を経由して、予定通りグラナダの中心部から車・バスで10分ぐらい離れた場所にあるバスターミナルへ到着。そこで荷物をロッカーに預け、丸一日(飛行機は22時15分発)グラナダの街を探索する予定だったのですが、案の定、全て埋まっている(涙)。いろいろ聞いてみたものの、ロッカーはここ以外ないことから重い荷物を背負って街に向かうことにしました。こういうこともあろうかと妻ともども、今回はリュックサックのみで来たのですが、それにしても重いです・・・。 グラナダは13世紀から15世紀にかけて繁栄したグラナダ王国の首都として栄えた街だけあって、コルドバとも引けを取らないよ規模の街並みです。見所は中心部とアルハンブラ宮殿に揃っているので街歩きという意味では一日あれば回り切れてしまいます。 街には噴水をはじめてとして、ガイドブックには載っていないような綺麗な建物が至る所にあります。 この日も天気は快晴。気温は40度以上。只10キロ以上あるリュックサックを背負っての街歩きは老体の私たちの体には(笑)結構堪えます。この日は帰るのみなのでホテルなどはもちろん取ってません。カテドラルの近く(空港へのバス乗り場付近)にあるアイスクリームや、Cafe等で休憩を取りながら休み休み歩き回ったものの、かなりしんどかったです。 教訓としては安宿でもいいので、ホテルを取るか、コルドバの街を夜に出て、グラナダに泊まるかするべきでした・・・。 ということで、この後は重い荷物を背負ったままアルハンブラ宮殿へ向かいます。 #
by kumasan_life
| 2006-12-16 20:00
| スペイン・ポルトガル (11)
前回からだいぶ空いてしまいました・・・。ということで前回の続きです。
ホテルの人に「お勧めのレストラン、場所はありますか?」と訪ねて返ってきたのが「コレデラ広場(Plaza de la Corredera)」。 場所はコルドバの駅、メスキータそれぞれから徒歩で15分ぐらいでしょうか。私が持っていたガイドブックには取り立てて特集されていないものの、この光景は圧巻です。 広場をぐるりと囲む建物はイスラム様式のアーチが特徴的で、かつては闘牛が行われていたそうです。そしてここにはタパスやバル等の小さいお店が並んでいます。 私たちが選んだのが一番賑わっていたこのお店、El Rincon de Fran。 まずはアンダルシア名物ガスパチョを注文。トマトをベースにした冷製スープ。そこにハムやガーリックなどが入っているのですが、これが涙がでるほど物凄くおいしい。今まで食べたものと全く違います。 そしてチーズとアンチョビを挟んだシンプルなサンドイッチとハムを載せたパン。これまた非常においしい!!うーんアンダルシアに来た甲斐があるというものです。 また街一番の賑わいを誇るテンディリャス広場(Tendillas)にもたくさんのレストランが集まっています。 街は非常に狭い路地が入り組んでいてさながら迷路のよう。いたるところにある小さな広場にはカフェなどがあり、暑さで疲れた体を一休みできます。 その中でも、非常に狭い小道で有名なのが、常に花が咲き乱れるというスペインに3つしか現存していないというシナゴーク(ユダヤ人教会)にある「花の小路」。ただあまりの暑さのせいなのか、花は全て枯れていました・・・(涙) まあそれもそのはず、今日(この日は7月29日)の気温はなんと46度。まあ直射日光が当たっている場所の温度なので、実際の気温は多少下がると思いますが、それでもあまりの暑さに1時間も外にいるのが精一杯です。街の移動はバスが便利。駅や中心街までバスがたくさん出ているので、それを活用するのがお勧めです。 夜になると、街の様子は輝きを増します。昼間見たテンディリャス広場もライトアップされた噴水が涼しさをもたらし、より一段と綺麗です。 また至る所にあるパティオ。 そしてホテルの前にある噴水も月明かりに照らされて綺麗でした。 ということで一日のみの滞在でしたが、非常に満喫した滞在でした。また訪れてみたい魅力的な街でした。 次はバスで最終目的地、グラナダへ向かいます。 #
by kumasan_life
| 2006-12-03 22:25
| スペイン・ポルトガル (11)
皆様お久しぶりです。Kumasanはまだ生きてます(苦笑)。
ロンドン時代から行ってきたプロジェクトが先週無事にGo-liveしました。9月末に日本に帰国してから毎日タクシー帰り、この前の三連休は徹夜をしたりと体力的にかなりしんどい道のりでしたが、プロジェクト自体は大成功を収め、ようやくブログを更新できる環境に戻りました。ふー疲れました。 ということで毎度のことながら気を取り直して、続きを書いていきます。 コルドバはグラナダと同様一度は訪れてみたい街でした。中世時代にはヨーロッパにおけるイスラム世界の中心地として栄え、西暦900年代にはその人口は100万人を超える、世界有数の都市。そしてその中心にそびえるのは「メスキータ」。建設当時(780年)はイスラム教徒が建てたモスクでしたが、その後13世紀にキリスト教の教会へ転用された非常に珍しい建物です。 ホテル(コルドバ駅)からは歩いて20分ほどの距離にあります。入り口にはみかんの木が生い茂るパティオがあります。 そして入場料(7ユーロぐらい?)を払い早速中へ。いきなり目の前に飛び込んできたのは白い石と赤いレンガで造られた無数のアーチです。 果てしなく続くアーチ。あまりにも壮大で、一見しただけではどこまでこの柱が続くのか予測不可能な感じです。こんな建築見たことありません。 光の加減によって柱の色が見事に変わるのがまた特徴的です。 内部はイスラム建築の特徴である幾何学模様で覆われた箇所もあれば、 キリスト教らしいゴシック調の装飾で覆われた場所もあり、なんだか不思議な感覚です。 ここまでのイスラム建築に触れたのは今回初めてだったので、メスキータとの出会いは非常に衝撃的でした。特にアーチと幾何学模様はヨーロッパのみならず日本でもめったに触れることのないものなので、貴重な体験となりました。 次はメスキータ以外の街並みを紹介します。 #
by kumasan_life
| 2006-11-13 22:38
| スペイン・ポルトガル (11)
皆さん、お久しぶりです。我が家にも昨日ようやくブロードバンド(光ファイバー!)が入りました。うーんロンドン時代の8MのADSL(実測2M)とは大違い。しかもロンドンと比べてもかなり安いので本当に日本はすばらしいですね。ということで前回からだいぶ空きましたが、コツコツと更新を再開していきたいと思います(笑)。
では前回の続きのコルドバから。ここで選んだホテルは「AC Cordoba」。ここはスペインの新幹線AVEの駅から徒歩2・3分。また翌日グラナダに向かうバスがでるバスセンターからも徒歩1・2分ということで立地としては最高。ただメスキータなどがある中心部までは徒歩20分程有るので、街に数日滞在する人にとっては不便かもしれません。 このACホテルは日本で言うとビジネスホテルのようなホテルグループで、部屋は狭いですが、インテリアは機能的でモダン。そして何よりも安いというのが特徴です。今回のこの部屋は一泊56ユーロ(約8千円)と、ホテルの値段が全般的に安いアンダルシア地方の中でもとってもリーズナブルです。 またこの時期のスペインは特に暑い。ホテルによってはクーラーが完備していないところもあるので、ACホテルのようなモダンなホテルはその点で安心できます。チェックインは12時から。ちょっと早く着いたのですが、問題なくチェックインし、早速部屋の中へ。静かな部屋をお願いしますと頼んでおいたので、一番奥の部屋となりました。 部屋はいたってシンプルな30平米ぐらいのダブルルームで、1泊だけであれば十分な広さです。インターネットの設備は完備していないものの、驚くのは冷蔵庫のドリンクが飲み放題。以前泊まったウィーンのメリディアン以来です。うーんすばらしい。 バスルームも大理石風?で機能的で使いやすかったです。 ちなみに朝食は付きませんが、朝食の時間帯以外では、ロビーにおいてフリードリンクに加え、クロワッサンやスコーン等が食べることができます。 ということでホテルを楽しむということにおいては、あまり魅力的でないのかもしれませんが、今回の旅のように時間がない人にはとってもお勧めのホテルです。ちなみにこのホテルの前には噴水があり、そこでは地元の少年たちがサッカーに勤しんでました。 次はコルドバの街並みです。 #
by kumasan_life
| 2006-10-15 21:13
| ホテル (35)
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